定期預金の活用の仕方

銀行の定期預金にはいくつかの種類があり、いろいろな預入期間から選ぶことができる預金です。ふつうは預入期間が長くなるほど、額が大きくなればなるほど金利が良くなります。だからと言って大口のお金を長期間預けっぱなしにしておくのは、決して賢い方法とは言えないようです。

しかし最近では、1週間や2週間で満期がくる預入期間が極端に短い定期預金があります。しかも金利が高いのです。あれ?長期間預けたほうが金利が高くなるはずじゃないの?と、疑問になりますね。銀行にとって長い期間お金を預かるという事は、その間に運用して利益を得ることができるという好都合な反面、長い間には景気が悪くなり、貸付金利が下がってしまうデメリットがあるのです。好景気の時に預かった預金は、満期には預かった時の高い金利で支払わなければなりません。預かっている途中で景気が悪くなると、その資産を低い金利で運用せざるを得なくなり、銀行としてはリスクを負う事にもなるのです。

その点、1週間ものや2週間ものだったら、景気に合わせて金利をすぐに変えることができますので、銀行にとってもそんなに痛手はなくて済みますね。それが世の中は低金利になっているのに、高金利の預金を10年間も預かっていなければならないとしたら、銀行にとっては大きな問題です。最近短期間の定期預金が増えているのは、高い金利を設定してもリスクが少ないので、長期の固定金利よりも条件がいい利息を付けることができる、ということなのですね。

預入した時点の金利がそのまま満期日まで適用されるスーパー定期(固定金利商品)などとは異なり、期間ごとに金利が変動する変動金利の定期預金もあります。適用金利が一定期間毎(6カ月が多い)に変更される定期預金です。満期までの期間中に、金利が上がっている時は固定金利商品より有利になりますが、逆に金利が低下している時は固定金利商品より不利になります。リスクのある難しい預金と言ったらいいかも知れません。

アベノミクス効果により、今後は物価や金利が上がっていくと予測されています。しかし、今まで政府が手を打っても低金利が続いた事を考えたら、1年程度の預け入れで様子を見るのがよいかも知れません。インターネットなどでは最近の景気を予測して、定期預金を作るときには現在が高金利のときは長期の固定金利で、低金利のときは短期にしたほうがいい、などと言わていますが、なかなか素人には予測しにくいものです。すでに長期の定期預金に預けてしまった人は、もし金利が上がったら、その時に解約して預け直したほうがいいかも知れません。元本は保証されていますから、解約してもまったくの損になるわけではありませんから。