為替レートとは

「外国為替」とは簡単に言えば自国通貨と外国通貨の交換取引の事です。例えば海外旅行へいった時には、当然「円」は使えなくなるので、現地通貨と交換しなければなりませんね。その国の経済力や信用力に違いがあるので、単純に自国の通貨と外国の通貨を1対1の等価で交換することはできません。この時の交換比率のことを為替レート(為替相場)といいます。

海外旅行や、海外との取引で通貨を交換する時には当然為替レートが気になりますが、外貨預金を行う時には特に為替レートが重要になってきます。円高か円安かで利益が出たり元本を割って損になったりするのですから。現在米ドルは、国際間での貿易や取引に広く使用される決済通貨であり、各国通貨の価値基準となっている「基軸通貨」です。外国為替市場ではこの基軸通貨である米ドルを基準にして、交換比率が表示されます。

為替取引は24時間休まず世界中で行われています。ネットワーク上のバーチャルな市場が「為替市場」です。実際に取引を行う建物があるわけではなく、世界各国の銀行などの金融機関が電話やオンラインで情報を交換し合い、取引をしているのです。外国為替市場は朝、ニュージーランドのウエリントン市場にはじまります。アジア、中東、ヨーロッパ、最後はニューヨーク市場が閉まるまで、各国の市場の開く時間を次々と繋いで地球を一周し、24時間休まず通貨の取引を行っているため、為替レートは刻々と変動していきます。東京外国為替市場は、ニューヨーク、ロンドンと共に世界三大市場の一つです。

大口の銀行などが為替取引を行っている「外貨インターバンク市場」での取引価格が、為替レートの基本となります。各銀行はその価格を基にして、自行の外貨預金の為替レートを決めています。為替レートが決まる要因としては、経済的な要因と政治的な要因があります。そして政治や経済のニュースや政治家の一言が、為替レートに大きく影響することがあります。景気が回復上昇傾向にあると、その国の通貨は信用度が増し、需要が多くなります。例えば日本の景気が良くなったら円の価値が高まり、需要が多くなって円高になります。逆に景気が低迷していたり政情が不安定だったりすると、その国の通貨の価値は下がり、需要は低下します。円安です。主要国の政治家が日本に有利な発言をすれば円高になり、日本に不利な発言だと円安になったりするわけです。アメリカなど主要国の政府要人の発言は、いつも世界中が注目しています。